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2016.03.22 Vol.40  / for 577 greenz people
記念すべき、第40号!
今回も greenz people のみなさまに、「グリーンズのつくり方」をお届けします。
大崎のCAFE&HALL ours で開催された、2月のgreen drinks Tokyoより!
 
<vol.40>の目次

FEATURE /
nDの中原寛法さん・宮本涼輔さんに聞く、
オンライン上の仕事とコミュニケーションを円満に維持する秘訣

SCENES / 最近のグリーンズコアメンバー
COMMUNITY / 新・編集アシの伊藤優汰さんの「10周年に向けて」
Q&A / 編集長・菜央さんに質問「」
LETTERS / ピープルのみなさんから届いた、People's Booksの感想は?

 

FEATURE

greenz.jp編集デスク・スズキコウタが
中原寛法さん・宮本涼輔さんと考えた。
オンラインで仕事とコミュニケーションを
円満に維持するには?

by Hironori Nakahara, Ryosuke Miyamoto and Kota 


こんにちは! greenz.jp編集部デスクのスズキコウタです。このメールマガジンの編集長を任されて、4か月。いよいよ僕も巻頭インタビューに登場することになりました。そんな僕の最初の巻頭特集にご登場いただくことになったのが、「nD」の中原寛法さんと宮本涼輔さんのおふたりです。
 
中原さんの出身地である岡山に本社を置く「nD」は、greenz.jpのシステム管理や、greenz peopleの会員管理システムの開発など、僕らのサイト運営で欠かせないチーム。品川に住む中原さんと千葉県に住む宮本さんは、週に1日だけ直接顔を合わせて仕事をし、他の日はリモートワークで仕事を進めているのだとか。

(*) リモートワーク:オンラインツールを用いて、場所や時間にとらわれず働くライフスタイル
 
実は、グリーンズも週に2日オフィスで集まる以外は、リモートワークです。主にメール、チャット、Facebook、そしてGoogle Hangoutsを使い、チーム内はもちろん、地方〜全世界に散らばるライターやフリーランサーとコミュニケーションし、仕事を一緒に進めています。
 
しかしリモートツールを使う中で、たまに感情的なコミュニケーションをしてしまったり、誰がいつまでに何の仕事をするべきか分からなくなってしまうことも。円滑なコミュニケーションで、確実に仕事をするためにはどうしたらいいのだろう・・・
 
そんなモヤモヤを抱えていたときに見つけたのが宮本涼輔さんが書いた、このブログ記事。メールやチャットを使わずに、TODO単位で物事を考えてリモートワークをしているという内容に、目から鱗でした。
 
そこで今回は「nD」チームのふたりが、日頃どのようにリモートワークを進めているのか伺いつつ、グリーンズチームにとって、そしてピープルのみなさんにとって最適なコミュニケーション環境を生み出すにはどうしたらいいのか、アドバイスをいただいてきました。

(コウタ)
 
中原寛法さん


宮本涼輔さん
 
コウタ よろしくお願いします!

今日(取材日)は1月20日なんですが、
なんとおふたりが実際に会うのは、
2016年で初めてだと聞いて・・・
 
中原さん そうなんですよ(笑)
 
コウタ それって、
本当にリモートワークで
仕事がきちんとこなせている証拠ですよね。
 
まずお聞きしたいんですが、
そもそもなぜ、
「nD」はリモートワークを
取り入れ始めたんですか?
 
中原さん 僕は大学院を卒業してから、
ずっとフリーランスで
仕事をしてきたんです。
その最初から、ずっとリモートで。

元々、毎日同じ人と会うのが
めんどくさかったりして、
これまでも事務所やシェアオフィスを
借りたことが無いんです。
 
コウタ それは、すごいな・・・

でも、最近でこそ色々なツールがあるけれど、
数年前だとせいぜい
Skypeとかチャットぐらいですよね? 
 
中原さん そうですね。
それに僕の経験が浅かったこともあり、
あまり上手くいかない時期はありましたよ。
 
コウタ たとえば、どんなことに苦労しましたか?
 
中原さん 宮本くんが入る前に、
とても仕事ができるインターンがいて、
彼が入社したいって言ってくれたんですね。

でも、その後にメールが来て、
「やっぱり辞めたい」と。

理由を聞いたら、
「nDはリモートワークだから、
毎日会えないのが心細い」
ということでした。
 
コウタ リモートワークとか
フリーランス的な仕事の進め方って、
向き不向きがありますからね。
 
中原さん その経験から、
リモートワークをするには
必然性が大事という学びがありました。

そこで「リモートに向いていて、
かつそれを面白いと思える人を探そう」
って考えてたら、
飛んで火にいる夏の虫みたいなのが・・・
 
宮本さん 僕でした(笑)

僕は、まずアルバイトとして
「nD」に入って。
初日からリモートワークでしたね。

当時はSkypeでやりとりをして、
中原さんから指示された仕事をこなしてました。
 
中原さん それで、あるときに
「大学を卒業して、来年はどうするの?」
って聞いたんですよ。

そしたら、なんか
「海の横に住んで、サーフィンする」
とか言ってて(笑)

普通、大学4年生の人に聞く
質問の答えとしては
間違ってるじゃないですか!
 
コウタ (笑)
 
中原さん でも、その瞬間に
「あっ、こういう人のほうがいい!」
っていう直感があったんです。

というのは、たまたま家の本棚に
社員をサーフィンに行かせよう―
パタゴニア創業者の経営論
』があって。

この人を雇えば、
もうサーフィン行ってるから・・・
 
コウタ パタゴニアと同じことが実現する(笑)
 
中原さん で、やばいと思って・・・(笑)
それで、ウチに入りませんかって。
 


海を見ながら仕事をする、ある日の宮本さんの仕事場。
宮本さんは、greenz people会員の一人でもあり、
以前には「今週のgreenz people」という企画に登場いただいたことも。
 
 
コウタ では、実際に現在「nD」が
どのようなメソッドで
リモートワークを進めているのか教えてください。
 
宮本さん nDでは、
タスク単位でのコミュニケーションが
できるツールを選んで使っています。

今は、「asana」というタスク管理ツールと、
Slack」というチャットツールがメインですね。
 
中原さん 「nD」に入ってきた当時の宮本くんは、
まだウェブプログラミングに
必要な知識が充分ではなかったので、
細かく箇条書きにして
仕事の内容を伝えないといけなかったんです。
 
そこで、作業の流れとか、
所要時間、難易度をリストし始めました。
それを徐々にやっていくなかで、
今の「asana」に行き着いたんです。
 
コウタ なるほど。
ちなみに、「asana」に決めた理由は
何なんですか?
 
宮本さん 一番はタスクの追加が
簡単にできるということですね。

他のツールは、「追加」っていうボタンを
押さないといけない。
それがめんどくさくて。

「asana」は改行するだけで、
勝手に箇条書きのタスクに区別してくれる。
その感じがよくて。
 
中原さん だから、僕が
クライアントとのミーティングに行って、
そのときにとった箇条書きのメモを、
そのまま「asana」のタスクとして
登録してるんです。
 
コウタ つまり、コピペするだけで、
タスクにできてしまうと。

議事録やメモも、
asanaに合わせた思考に
なっていきそうですね。
 
中原さん そうです。

議事録って、
文章的に書く方も多いと思いますが、
箇条書きでタスクとしてメモするようにする。

文章を箇条書きに変えて、
整理してタスクにして・・・
という手間を省いています。

無駄なステップはなくしたほうがいいんです。
 
宮本くん このように
チームとしてのコミュニケーションが
タスク目線になると、
無駄な会話でお互いの集中力を削いだり、
ストレスの原因をつくることを
防げるようになりますよ。
 
中原さん あと共同でタスクを認識できる強みもあります。
僕らのような小さいチームだと、
属人的になりがち。
たとえば誰か一人風邪をひいたときに、
その人でなきゃ進められない仕事だと
止まってしまう。

でも「asana」で管理していれば、
他の人にアサインされているタスクを、
暇な人が代理担当することもできます。
 
だから、万一僕が死んでも、
あるいは記憶喪失になっても、
思い出せる状態をつくる。
それが「asana」でのゴールです。
 
  

スズキコウタが実際に使っている「asana」の画面より(クリックで拡大

 
コウタ 一方「Slack」という
チャットも使っているそうですが?
 
中原さん でも、あまり使っていませんね。
今日とか、まだ
「おはようございます」
くらいしか言ってない・・・
 
宮本さん 僕は、中原さんに
オーストラリアに行きたいなどの
相談したいことさえも、
「asana」に入れるようにしています。
 
なぜならチャットだと、
同じ時間で一緒に
会話しないといけないじゃないですか。

重要度が低いことならば、
別にわざわざ相手の時間を
取る必要もないので。

だから、「話す時間をつくりましょう」
というタスクとして登録し、
ミーティングで話します。

そして定例のミーティングも、
「asana」を見ながら進めるので、
メールや紙でアジェンダを
つくることもありません。

中原さんへ送るEメールって、
年に1通あるかなあ・・・
 
中原さん 僕が宮本くんから受け取るEメールは、
年賀状だけですね(笑)
 
コウタ マジですか・・・(笑)
 
中原さん それ以前は、
僕が宮本くんに
スカイプやチャットで
「これ、今すぐやっといて」
「こっちの優先度上げて」
といった指示をしていたんですが、
それって宮本くんを振り回しちゃうんですよね。
 
コウタ ああ・・・
僕も、ついアシスタントに
そういうコミュニケーションをしがちかも。
 
中原さん それではお互いに疲弊するだけだし、
良くないなと気づいて。
 
宮本くん そこで最近では、
僕らは自社製のアプリで
「サーフィン行ってます」とか
「ミーティング中です」とか、
ステータスを共有するようにしてて。
 


nDでは、お互いのステータスを共有するためのアプリも製作!

 
中原さん 相手が集中しなきゃいけない
タスクにとりかかっていたり、
ごはんを食べているときに、
返事がかえってくるはずがない。

そんなときに、返事がないからと
チャットでメッセージをし続けても、
感情的なコミュニケーションと
ストレスを増やすだけなんですよ。
 
コウタ たしかに送る方も
「なんで返ってこないんだ!」と苛立つし、
受け取った方も困惑してしまったり。
 
中原さん 感情と頼みたいことは、
きちんと切り分けたほうがいい。

特にメールだと、
文章でいろいろなことを書くので、
複数のニュアンスに取れてしまうこともある。

僕はそれ、あまり良くない気がしてて。
淡々とタスクとして開示して、
もう少し早くやってもらえるといいとか、
こうしてほしいとか。
そういう伝え方のほうが良いと思うんですよ。
 
コウタ 直接顔を合わせる機会が少ないと、
そこで感じたズレが大きなことに
なってしまいがちですもんね。

ところで、
「nD」のリモートでの
仕事の進め方はわかりましたが、
ここで僕が感じたのは
「実際にふたりで直接会って話す時間は
必要ないのだろうか?」ということで。

今年に入って初めて会うのが、
今日という話でしたし。
 
中原さん いつもは毎週火曜日の
朝7時頃に品川に集合して、
その日は一緒に仕事をするようにしています。

朝食・昼食を一緒に食べて
話をする時間を過ごしますね。
 
コウタ やはり、そこは大事なんですね。
 

nDのふたりがリアルで仕事をしている様子。
 

宮本さんが使っている机は、nDが企画・デザイン・販売をしている、
スタンディングデスク「ERECTUS

 
グリーンズのリモート会議より
 
コウタ いろいろなリモートの在り方を
トライ&エラーしてきたおふたりが、
リモートワークを進める上で
「ここが重要だよ」と感じているポイント。
そしてこれからリモートツールを
導入しようとしている人々に対して
アドバイスはありますか?
 
中原さん いい意味で、お互いを
意識しないほうがいいと思うんです。

周りの会社の人に、
「宮本くんはホントに働いてるのか」
って聞かれるんですが、
そこは「信頼」するようにしています。

あと、インターン、アルバイトの人には
時給で給与を払っていますが、
タイムカードもなければ、
リモートワークだし。

それだと、いくらでも
不正できるじゃないかというんですね。
 
コウタ たしかに。
 
中原さん でも、不正があるかを考え始めたほうが、
僕はロスが大きいと思うんですよ。
 
もちろん大きい会社で、
それを放っておくのは
リスクが大きいけど、
小さい会社だとそんなに、
不正って起きないじゃないですか。

コミュニティが大きいと
不正が起きやすいし、
亀裂が広がると思うんですけど、
うちは小さい会社なので。
 
コウタ たしかに、
相手を信頼するのが大事だし、
信頼できる相手を
見つけ出すことですよね。

それに、誰かを管理するという思考が、
そもそも不信を前提にしているのかもしれません。
 
一方、宮本さんが感じる重要なポイントは?
 
宮本さん 仕組みをアップデートし続けることですかね。
たとえば、nDでは今インターンと
一緒に仕事を進めているんですが、
「稼働した日の作業リストを
報告してください」と
お願いしていて。
でも、たまに、
上がってこない日とかあるんですよ。
 
コウタ ああ、それはちょっと部下に対して
イライラしてしまう瞬間かも。
 
宮本くん でも、それはインターンのせいじゃなくて、
仕組みが良くないと考えるんです。

実際に、
「自分がインターンの立場だったら、
これはめんどくさいかも」とか
「どのようにすれば負担なく
簡単に報告できるだろうか」
と相手の立場で考えます。

また、ふたりでのやりとりと
3人以上のでは全然違ってくるし、
だからこそ色々と仕組みを実験しています。
 
コウタ 話を聞いていると、
一つのリモートワークの仕組みが
完成しているように聞いていましたが、
常に「もっといい方法はないか?」と
アップデートし続けることが大事なんですね。
 
宮本さん あとは、ツールよりも
マインドセットを大事にすること。
 
コウタ といいますと?
 
宮本さん たとえば何か思いついたときに、
気軽に報告や相談ができる
仕組み自体をつくるのも大事ですが、
そういうマインドをつくること
のほうが大事なんですよね。
 
中原さん あと、感情とタスクを
切り分けるマインドセットもね。

仕事をすすめることは、
ストレスを発散することでも、
相手に怒りをぶつけることでもなくて、
いいものをつくって
成功させることじゃないですか。

だから、そのために最適な仕組みをつくる。
そして、ゴールを共有して共通認識を生み出す。
 
コウタ なるほど。
 
中原さん 仕組みづくりでは、
参加する人々の
コミュニケーション能力を高く想定せず、
そして相手との信頼関係をベースに、
そのチームに合った方法を
探ることが大事だと思います。
 
コウタ それぞれのチームのメンバーや仕事によって、
方法は違ってくるのでしょうね。
 
僕は「どのツールが一番いいんだろう?」と
頭でっかちになってしまっていたんですが、
一番大事なのはマインドセットと信頼関係。
そしてゴールを共有すること、
という大きな学びがありました。

今年の編集部のチームビルディングや、
greenz peopleの
オンラインコミュニティ運営に
活かしたいですね。

今日は、ありがとうございました。
 



SCENES

最近のグリーンズコアメンバーの様子

selected by Nao, Ono, Shotaro and Kota

 

2/23 小学校の帰り道。(菜央)



2/26 編集会議中にパエリア完成! 楽レシピかも、これ。(コウタ)
 
  

2/27 4日間九州旅行に行ってきました。指宿→知覧→宮崎→別府→高千穂をぐるっと。
こちらは別府の名勝"海地獄"。地獄感ある。
(正太郎)
 
 

 3/5 すんごい会場だよ。元料亭?だっけな。 — at 金沢学生のまち市民交流館 交流ホール.(小野)
 



COMMUNITY

新・編集アシスタントの伊藤優汰さんに聞く、
グリーンズ10周年に向けて取り組んでいること  

with Yuta "Pollo" Ito / interview by Namicky


2006年に創刊した「greenz.jp」は、来年、10周年を迎えます!
今はその節目に向けて、新しいグリーンズのあり方を模索しているところです。
そこで、このcommunityコーナーでは、NPO法人グリーンズの活動に
さまざまな形で関わっているコアメンバーやアシスタントたちに、
それぞれが10周年に向けて取り組んでいることを伺っています。

第9回は、greenz.jpのライターインターンから編集アシスタントへ就任した
伊藤優汰(通称:ぽろくん)
ぽろくんが新・編集アシスタントとして、現在目指していることって?(なみっきー)(なみっきー)

 

新・編集アシスタントの伊藤優汰さん
 
なみっきー ぽろくんは、
今20歳の大学生ということですが、
グリーンズを知ったきっかけは何でしたか?
 
ぽろ きっかけは元シェアメイトに
日本をソーシャルデザインする』を
教えてもらったことでした。

本に載ってる話がどれも面白いなあと思って、
すぐにグリーンズ主催の
green drinks Tokyoの
ボランティアスタッフに参加しました。

そして、さらに
グリーンズにハマったきっかけは、
元編集長のYOSHさんでしたね。
 
なみっきー へぇ! 何があったんですか?
 
ぽろ greenz.jpを読んでる中で、
YOSHさんが執筆した
たったひとり届くメールマガジン
というコラムを読んだ時に衝撃を受けて。

「文章を読んで、
こんな気持ちになったんは初めて」
と感じて、本当に鳥肌が立ちました。

それからgreenz.jpを読み込んでは
YOSHさんの文体を研究したり・・・(笑)
 
なみっきー あの資料はすごかったね(笑)
 


ぽろくんが当時つくったファイル。
中には印刷されたgreenz.jpの記事が20本綴じてあります。


研究方法の一例。細かい文体をマーキングし、
なぜ自分はYOSHさんの文章に惹かれるのか分析してありました。


 
なみっきー その後、greenz peopleになり、
さらにライターインターンへ参加して、
今は編集アシスタントと、
順調にグリーンズ内部へ近づいてますね。
 
ぽろ はい。
元々、僕は名古屋の大学生で、
名古屋でgreen drinksを開催したかったんです。

そしたら偶然ライターインターンの募集があって、
ライターは未経験だったけれど
面白そうだなと思って応募しました。
 
なみっきー そうだったんですね。
名古屋は2月から
YOSHさんの編集学校が始まったり、
グリーンズでも
ご縁の生まれつつある地域ですね。
 
ぽろ そうなんです!

でも実は名古屋は、
まだまだソーシャル的な活動をしてる人たちが
つながる機会が少ない状況なんです。
僕は将来的に名古屋を盛り上げる
活動をしたいと思ってるので、
東京にいる間に色々学ぼうと思ってます。
 
なみっきー なるほど。

そのために今後グリーンズでは、
どんなことに取り組んでいきたいですか?
 
ぽろ まずは僕が学生であることを活かして、
面白い活動をしてる学生を
取り上げていきたいですね。

他にも休学のシステムを
上手く活用するための
休学コンサルタント」や、
学生が働くことを
ポジティブに捉えられる記事の
発信もしていきたいです!

そういった企画を通じて、
学生の読者を増やしたいですね。
 
なみっきー それは学生のぽろくんらしい視点ですね。

編集アシスタントとしては
どんなことをしていきたいですか?
 
ぽろ そうですね。

まずは毎週発行しているメルマガの
greenz weekly」の内容を
充実させたいですね。

もう少しグリーンズの人柄がでるような
内容にしたいというか。

たとえば、グリーンズメンバーは
神宮前のオフィスに出勤する日は
一緒にランチをしているので、
オフィス周辺のランチ情報を発信したり。

ぼくらが拠点を置く地区周辺で、
コミュニティを
温めていけたらうれしいです。
 
なみっきー たしかに、グリーンズでは
オープンランチを開催しているので、
ランチ情報は需要がありそう!

そしてオフィス周辺の会社や
お店の人とのつながりができたらうれしいですね。

それでは、最後に
ピープルのみなさんへ
メッセージをお願いします。
 
ぽろ greenz peopleの活動が最近、
東京を中心にオフ会や遠足の企画が生まれ、
盛り上がってきていますよね。

そんな中で僕ができることは、
名古屋を盛り上げることだと思ってます!

なので今後green drinks Nagoyaを開催したり、
YOSHさんの編集学校と
絡めた企画を立てたり、
名古屋を盛り上げていきますので
期待しててください!
 
なみっきー ありがとうございました!
 




Q&A

編集長の菜央さんに質問です。
タイニーハウスでの暮らしを考えています。
コツを教えてください!

with Kensho Tanaka


メルマガの〆は、greenz people と一緒につくる
フリートークの質問コーナーです。
ご質問・ご意見などは people@greenz.jp までお気軽にお寄せ下さい!

 

今回は、会員の田中健昌さんが質問します

Q. 近い将来タイニーハウスに住もうと考えています。鈴木さんはトレーラーハウスで生活をされている中で、これはあったほうがいい、これはなくてもいいのでは、ここの作りがこうなるといいよ、等あれば教えてください。また、空き缶ソーラーヒーター等「なんちゃって」で進展していることがあれば教えてください。

鈴木さんのトレーラーハウスの記事を拝見し、冷蔵庫を使用されていないということに驚かされました。私自身エネルギーの消費を抑えた生活をしたいという願望があり、その一つとして近い将来タイニーハウスを建てて住むことを考えています。妄想レベルですが、畑の堆肥を作る際の熱を利用して暖房に使えないか等、私なりの「なんちゃって」も考えています。鈴木さんが試されてこれは良かった等あればアドバイスください。よろしくお願いします。(田中さん)

▼ ▼ ▼


編集長の菜央が答えます

A. 
田中健昌さん、ご質問ありがとうございます。このコーナーはじめての、暮らしに関する質問で、嬉しいです。(グリーンズの学校地域通貨クラスの受講も!)

タイニーハウスに住みたいとのこと、いいですね! そろそろ2年になるので、わかってきたことをまとめてお伝えしますね。

ひとつ目の「モノ」に関する質問ですが、ズバリ「あったほうがいいもの」は特にないですね! 断捨離してあとで「あれがあったらなぁ」と思ったことも、一度もありません。

コツとしては、とりあえず家を手に入れることをおすすめします(笑) 実際に家をみるまでは僕らも悠長に断捨離していたんですが、実際の狭さを実感してから、ようやく本気で断捨離ができるようになりました。

「ないほうがいいもの」はたくさんありますが、それぞれだろうから、おすすめは「僕の人生を豊かにしてくれる密度があるかどうか」で決めることかなと思います。

モノって、購入するときにお金が出て行って、場所も取るし、家電だったらエネルギーを食うし、電磁波とか電波なんかを出しますし、メンテとか維持管理のエネルギーも要求します。それらのマイナスを大幅に上回る幸せをもたらしてくれるなら、手元に残す。同じくらい満足度があるなら、小さいモノを選ぶ。それをひとつずつ問いなおす作業です。

あと、おすすめなのは映画『365日のシンプルライフ』を観て、「人生に必要なモノリスト」を表計算ソフトなどでつくってみることですね。僕の師匠である、タイニーハウスに住むディー・ウィリアムズさんは300個前半くらいで生きているそうです。(すごいなー!)

僕は2年経っても、まだ断捨離を続けています。というかいつも断捨離です。どうしても増えていくモノ(仕事柄、本)が増えますが、最近は近所に市民有志がつくった図書館ができたので、そこに寄贈することで地域で活用されるので、気持ちが良いです。

「田舎でタイニーハウス」で難しいのは、「DIYな暮らし」をしようとするときです。もらってきた木材、窓枠、内装のいろいろなんかを取っておくスペースが必要ですね。うちは中古で小屋をもらってきたりして入れていますが、近くの古民家とか使われていない工場跡地なんかをみんなで手を入れて綺麗にして、一角をみんなの資材置き場にできるといいなーと思っています。

タイニー暮らしのコツは、いろんなことをコミュニティ化することでしょうね。軽トラや草刈機とかたまにしか使わないモノの貸し借り、畑づくりもみんなでやったほうが楽しいし、DIYも家族だけでやると、かならず喧嘩になりますし。

はい、永遠に終わらないので、次の話題に移ります。「ここがこうなるといいよ」ですね。一つ目は、トレーラーハウスの場合は雨のことが課題になりやすいですね。ひさしがあまり張り出していないので、窓が少し開いているだけで家に水が入ってきちゃいます。洗濯物が干しにくいです。うちは、外にトレーラーと同じくらいの大きさのデッキをつくって、屋根をかけることで解決しました。

あと、お風呂が浴槽付きなのはとても良かったなと思います。ソファも大きいのが置いてあるんですが、家族が普段くつろぐ家なので、快適装備はちゃんとしていたほうがいいと思います。あとは、可能であれば居間はちゃぶ台と座布団で、寝る部屋は畳で布団がおすすめですね。部屋が圧倒的に広くなるので。日本の伝統はすごいと思います。

何でもやってみよう! ということで続いているのは、ミミズコンポスト、にわとり小屋、食べられる庭、多年草による、楽ちん緑のカーテンなどでしょうか。ミミズコンポストはグリーンズの学校のアーバンパーマカルチャークラスでワークショップを開催して、自分も始めました。忙しすぎて点検ができず、ゴミの水分がありすぎて一度ミミズちゃんが全滅する事件がありましたが、家を2つに分けておいたおかげで、復活しました。僕らが食べた野菜くずが土になって、また食べる。循環をつなげてくれる大事な友人です。ミミズかわいいですよ~!

一方、実際に制作した結果、イマイチ進んでいないのは「空き缶ソーラーヒーター」です。理由は壁やサッシの隙間を埋めたり、断熱のほうが圧倒的に費用対効果大だということがわかったからです。断熱をしっかりしてから、再挑戦する予定です。「堆肥の熱で暖房」はぜひ挑戦してほしいです。にわとり小屋なんかだと、わりとやっている人が多いですね!ニオイの問題、熱の移動の問題が解決できるからでしょう。

そうそう、冷蔵庫を使わないのは冬の間だけです。冷えたビールのみたいし。冬は環境が天然の冷蔵庫なので、電気代払うのは無駄だな、と。

個別の企画を考えることも大事だし楽しいんですが、本当に考えるべきは、それぞれのつながりです。さまざまなニーズを満たすべく、自分がアクセスできる限られた資源でできるだけ幸せを生み出すには? という発想で、いろんな要素をつなげていくのです。理想としては、1つの要素がいろんなニーズを満たしたり、ほかの要素のニーズを満たすことです。

たとえば、緑のカーテン。夏の一番のニーズは「家を涼しくしたい」。太陽は東から登って南側の天頂を通って、西に沈みます。うちは東側と南側に遮るものがなにもないので、東と西に緑のカーテンをはやします。

これで満たせるニーズがほかにもあります。「おいしい夏野菜」を食べたい」や、「家の間を通る人の視線を遮りたい」などなど。ほかに、種から子どもに世話をやらせて、教育にもなります。「食べられる緑のカーテン」はいろいろな意味で理にかなっているわけです。個別のプロジェクトから、関係性をデザインしていくんですね。

田中さんの暮らしの続報が聞きたいですね! ぜひ教えて下さい。
 


LETTERS

ピープルのみなさんから届いた、People's Booksの感想は?

with greenz people


みなさん、こんにちは!
greenz peopleメールマガジン編集長のスズキコウタです。

1月号のメールマガジンでも、ピープル会員のみなさんに独占速報でお伝えした、People's Books『ほしい未来をつくる言葉』。このたび本は無事に完成し、きっとみなさまの手元にも届いたところではないでしょうか?

ところでみなさん。みなさんのお手元に届いた封筒には、本が2冊(もう1冊は、みなさんの「この人に読んでもらいたい!」という人にプレゼントしてくださいね)の他に、一枚の郵便はがきが封入されていたことに気づきましたか? 


このはがきは、ピープルのみなさんとともにつくったこの本についての感想・意見・コメントを可視化・共有したいと思って、People事業部アシスタントの鈴木菜穂子さんがつくってくれました。そこで今回は、People's Books発送以来、編集部宛に続々と届いているピープルのみなさんから届いたコメントの中から、いくつか紹介したいと思います!


まず、このハガキが届いたのがすっごく嬉しかったです!
「あー 言える」と思いました。
本の感想、メールとかで言えないし、
会う時はだいたい忙しいし、「ここで言って」がハガキだった...気がします。
前よりbooksが好きになりました(なんか大げさだけど)。
肉筆いいですね!!なんか自由!
みんな本当にありがとう◎
杉本恭子さん


Books二冊目は札幌のCafe toneに置きました!
グリーンズBOOKSいつも楽しみです。
グリーンズのデザインのセンス
(それはきっと生き方のセンスに通じますね)大好きです。
今年『「捨てない未来」はこのビジネスから生まれる』
岩元美智彦著 という本に出会い、岩元社長にお目にかかり、
北海道で石油を一滴も使わない循環型社会の実現のために
プロジェクトを立ち上げようと計画中です。
宮澤洋子さん


グリーンズと一緒にやってみたいことについての感想を頂きました!
みなさんともお会いしたいので、催しイベントなど行いたいです!!
文化祭みたいな...?
(保育士なので託児担当しまっす!)
いつも素敵なBooksをありがとうございます(^^)
大石佑美さん


ぜひ、みなさんからのコメントも、編集部一同楽しみにお待ちしております!

 


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
次回の発行日は<4月中旬>の予定です。

メールマガジン編集長:スズキコウタ(greenz.jp 編集部デスク)
編集:並木香菜子(greenz.jp 編集部)、伊藤優汰(greenz.jp 編集部)、植原正太郎(people 事業部マネージャー)
編集協力:大矢崇人(greenz ジュニアライター)
発行:NPO法人グリーンズ

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