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2013.07.23 Vol.6 Full Moon / for 86 greenz people
リトルトーキョーは今週末プレオープン!メンバー一同そわそわしています。
今回も greenz people のみなさまに、「グリーンズのつくり方」をお届けします。


リトルトーキョーのクラウドファンディングも始まりました!


<vol.6号(満月号)>の目次

FEATURE / 野村恭彦さんに聞く「ビジネスとソーシャルデザイン」
LIST / 井上英之さんが選ぶ「私のこの場所から世界がかわるヒント」
COMMUNITY / 宮本裕人さんに聞く「インターンとしての過ごし方」
Q&A / フクヘンおのっちへ質問「ソーラーパネルどうするの?」

 

FEATURE

「greenz BIZ」8月にプレ創刊!
野村恭彦さんに聞く「ビジネスとソーシャルデザイン」

with Takahiko Nomura / interview by Ono


greenz.jpが伝える「ソーシャルデザイン」は、
まだまだマイプロジェクトや小さなビジネスのための言葉なのかもしれません。
でも、それがビジネスの本流に出会うことで、もっとパワフルになるはず。
ずっとそう感じていました。

そんな想いを実現すべく、1年ほど前から特集企画「green BIZ」を準備してきましたが、
本当にビジネスパーソン、特に大企業に務めるような方々に深く理解してもらえるのか、
まだまだ試行錯誤していく段階だと思っています。

そこで、よい未来を企業の中にいながら作っていくことをサポートし続けている
フューチャーセッションズの野村さんに、
「ビジネスパーソンはどんな情報を求めているの?」という勘所を聞いてみました。(おの)



フューチャーセッションズの野村恭彦さん

小野 今日はお忙しいところ、ありがとうございます。
 
野村さん こちらこそよろしくお願いします。
 
小野 さっそくなんですが、いまグリーンズでは、
「ビジネスのためのソーシャルデザイン」をテーマに
「greenz BIZ」というコンテンツを準備しているんです。
 
野村さん 1月に「greenz BIZ」の話を聞いて、
とても楽しみにしていました。
 
小野 ただ、そう言いながら、僕たちってビジネスパーソン、
特に大企業の方との接点が少ないんですよね。
green drinks も私服の人が多くて、
ほとんどスーツの人が来ない。
その状況をもう少し変えて行きたいな思っています。
 
野村さん 逆に僕はスーツの人たちとのお付き合いが多いので、
むしろ新鮮に聞こえますね(笑)
 
小野 そうですか(笑)
 
野村さん でも、多くのビジネスパーソンがグリーンズの記事に
興味を持ってくれると思いますけどね。

ビジネスの現場では、イノベーションとかマーケティングとか、
新しいことを生み出さなくてはいけない仕事に
就いている人はたくさんいます。

そういう人たちに共通する悩みは、
既存のマスマーケティングのやり方では
ブレークスルーがないということ。
そういう意味で、ソーシャルデザインは
ひとつのきっかけになるとは思うんです。
 
小野 はい。
 
野村さん ただ、グリーンズがビジネスパーソンと
接点がないというのであれば、
「ソーシャルデザインはビジネスとは違うもの」と
思われてしまっているからかもしれませんね。
 
小野 そうかもしれません。
わざわざスーツを着替えて、私服になってから
僕たちのイベントに参加するという人もいて、
ちょっとビックリしました。
 
野村さん そうそう。要は会社を背負って来てないんです。
ビジネスとは関係ないから、上司に説明責任を果たせない。
そんな意識になっているというか。

でも、ビジネスにおけるイノベーションは、
社会のイノベーションの一部だと最近特に思うんです。
 
小野 というと?
 
野村さん そのことがすっと理解できたのは、
去年イギリスにソーシャルイノベーションの
リサーチにいったときでした。

日本では、ソーシャルというと社会問題の解決といった
ノンビジネスのイメージがありますが、
イギリスではソーシャルイノベーションって
「システム変革」と定義されているんですよね。

社会システム全体のイノベーションの一部に、
ビジネスやサービスのイノベーションがあり、
政策のイノベーションがあり、
人びとの暮らしにおけるイノベーションがある。

そう捉え直すと、まったく違うイメージを
持てるのではないでしょうか?
 
小野 すごく本質的だと思います。
 
野村さん ただグリーンズの記事もそうですが、
いままでのソーシャルな取り組みって、
どうしてもノンビジネス系の話題が多かったですよね。

だからこそ「greenz BIZ」では、こういうテーマでは
社会インフラ系の企業にチャンスがありそうとか、
ビジネスパーソン向けに翻訳が必要なのかもしれません。
 
小野 まさにそこが悩みどころです。
 
野村さん そうなると、ターゲットのイメージを
変える必要があると思います。
単なる「いいひと」ではなくて、
先見性がある、業界の未来を考えている人。

「会社の外で活躍する人」ではなく、
「会社の未来をつくる人」といってもいい。

いずれにせよ、ソーシャルデザインとビジネスが
変化球ではなくど真ん中だということを、
堂々と伝えていって欲しいです。
 


フューチャーセッションの様子(greenz.jpより

小野 BIZ創刊に合わせて green drinks Tokyo のビジネス版を
つくっていこうと思っているんですが、
どうやったらビジネスパーソンの有機的なコミュニティが
できあがると思いますか?
 
野村さん そうですね。イベントに関していうと、
平日の昼間にやるということが意外と大事かもしれません。

ひとつのイベントに参加することさえ
会社を説得できないのなら、結局何もできないですからね。
放課後ではなく仕事の文脈で参加してもらう。
 
小野 “会社事”にすると。
 
野村さん いっそ、ドレスコードを「男性はネクタイ着用」に
してもいいかもしれません。
 
小野 いいですね(笑)
 
野村さん フューチャーセッションの場合でいうと、
他の企業や自治体のセッションに参加することって
参加者にとってもメリットが大きいんです。

例えば、化粧品メーカーが見る男性像と
自動車メーカーが見る男性像は違う。
さまざまな違う角度から物事を見ることで、
自社の課題解決にもヒントになる。
さらに、同じテーマに関心のある仲間もできますしね。
 
小野 なるほど。
 
野村さん ただ、ひとつ大切にしたのは、
接点のないコミュニティ同士をつなげるという意識です。
テーマ別のコミュニティはやっぱり盛り上がるんですよ。
だからこそ、それを超えていくことが大事で。

僕たちが仕掛けている
フューチャーセッションウィーク」では、
自分が中心になってコミュニティをつくる人を増やしています。
そうすると、正直テーマには興味がないけど、
同期だからお互いに参加してみようとなる。
そうすると、また多様な視点が混ざりあって、
予期せぬ方向に発展していくんです。

グリーンズも、いろんなコミュニティをつなげる
プラットフォームのような存在になると
いいのかもしれませんね。
 


日本全国で広がるフューチャーセッション

小野 野村さんはBIZでどんな記事を読みたいですか?
 
野村さん そうですね。「これからの会社内起業家」の
いろんなストーリーが読みたいです。
 
小野 今までとの違いは?
 
野村さん そもそも個人の名前でどこまで露出していいのか、
そのあたりはまだまだ根深い問題だと思っています。
大きい企業だと広報を通さないといけないとか、
そういう縦割りの文化って、
ソーシャルデザインのようなオープンな概念と
相性がよくないですよね。

だからいままでの会社内起業家というと、
異端児ばかりになっている。
出世のないかわりに自由な人たちというか。
それはそれで大切な存在ですが、
ビジネスじゃなくて研究活動に
なってしまっているのがもったいない。

いまやっとCSVのような言葉が注目されて、
会社としてオーソライズされた動きが増えていくと思うので、
そういう人たちをグリーンズで応援できるといいですね。
 
小野 いいですね。
 
野村さん 特にいまはいろんなものが飽和して、
新しい市場に向けて仕掛けること自体、
リスクになってしまっている。

その確度を高めるために、
ソーシャルデザインが鍵を握っていると思うんです。

というのも、ソーシャルデザインって、自分で勝手に
仮説をつくるわけじゃないですよね。
エコシステム全体のミニチュア版をつくって、
そこからじわじわと広げていく。

それって市場が見えない中で、
新しいものをうみだしていくために
もっとも堅実なプロセスだと思うんです。
 
小野 なるほど、普段の記事で顕在化しているニーズを共有し、
それに対して仕掛けていくビジネスパーソンが増えていく。
それもBIZのゴールイメージのひとつなのかも。
 
野村さん それはいいですね!
あとは、会議でそのまま素材として使えるように、
チャートやグラフを充実させるのもありだと思います。
特に今ある記事をビジネス的な視点で解説すると、
提案に盛り込みやすくなるかもしれない。
 
小野 確かに、グリーンズの事例を自分の言葉で説明するのは、
結構ハードルが高いんですよね。想像力が必要というか。
ぜひ野村さんも論説委員になってください(笑)
 
野村さん 論説委員って固いですね(笑)
もちろん嬉しいです。
 
小野 野村さんと話していて、
ちょっと光が見えてきたような気がします。
というのも、こういう話をすると
「結局トップマネジメント次第でしょ」って、
言われてしまうんですが、そうじゃない可能性って
何だろうとモヤモヤしていたので。
 
野村さん 現場でさまざまな圧力があると、
そう思ってしまいがちですよね。
ただ、トップ層ってブラックボックスでもなんでもなくて、
結果が出てくればそっちに向いていくものだと思うんです。

その手ごたえがないまま、
「これからはソーシャルデザインの時代ですよ!」と
かきたてることに無理があるわけで。

そう考えるとBIZのターゲットは、30代前半、
2〜3人部下がいるような、”係長”たちなのかも。

会社の動かし方もわかりはじめているし、
ある程度上司からの信頼もあるような、
本当に実行できる地位にある人。
 
小野 21世紀版島耕作ですね(笑)
 
野村さん まさに(笑)
大きな夢をもっているサラリーマンって
たくさんいると思うんですよ。
たたみ方の分からない、熱い夢をもった大風呂敷を広げたっていい。
 
小野 今までは、夢を持つことへの恐怖心がありましたよね。
 
野村さん でも、50年先も自分の会社が安泰だと思っている人は
ほとんどいないと思うんです。
だからビジネスそのものを変えていかなくてはいけない。
前例があるかないかじゃなくて、
ヒントをもらって自分でやっていくことが大事。

そのときに「会社を出る」のではなく、
「会社の色を変えてやる!」くらいの気持ちが、
これからのビジネスパーソンには大切だと思うんです。
 
小野 「自分でつくる」はグリーンズとしても
大切にしていることなので、BIZでも心がけたいと思います。
今日はいろんなヒントをありがとうございました!
 




LIST

井上英之さんが選ぶ、
「私のこの場所から世界がかわっていく、だいじなヒント」

by Hideyuki Inoue


グリーンズ初の編著本『ソーシャルデザイン』のインタビューにもご登場いただいた井上英之さん。
多くのマイプロジェクトの種を撒き、育ててきたソーシャルイノベーションの第一人者です。

特に僕が編集長になった2010年のころ、「マイプロジェクト」という言葉、そしてそのあり方を
いのさんから聞いたとき、「僕が応援したいのはまさにそれ!」と興奮したのを覚えています。
そんなグリーンズのお兄さん的存在であるいのさんが、僕のマイプロ「greenz.jp」をどう見てくれているのか、
たぶん僕自身がいちばん楽しみにしているみたいです。どうぞ、お楽しみ下さい!(YOSH)



現在はパロアルトにお住まいの井上英之さん

こんにちは!いのいのでごわす。

手ぶらの自分でいいんです。
ここに足をつけ、心をおき、誰かや何かと出会うこと、
そして自分や誰かの声に耳をすませることから、
新しいソーシャルデザインは生まれます。

世界のどこにいっても、日本のご近所でも。
誰のなかにも大切な可能性が眠っている。
そんなことに改めて気づかせてくれる、
3つの素敵な記事をご紹介します。



世界をフィールドに何かをつくる。
デザインプロジェクト 「Smile Park」

手ぶらででかけてみよう
記事のいちばん下にある、パブアニューギニアの悪ガキたちの動画をぜひご覧下さい!わくわくが伝わるとおもいます!以前、greenzと一緒に連載させて頂いた「トム・ソーヤのペンキ塗り」で紹介した、Smile Parkさんの素敵なプロジェクトです。パプアの小学校にあった廃タイヤとバナナの皮で、子どもたちつくった、新しい遊具。そこから生まれる笑顔。手ぶらででかけてみよう。そこから何かが生まれるから。


子どもの頃から日本伝統のホンモノに触れてほしい」という思いからつくられた
ベビー・キッズブランド「和える-aeru-」

出会ってしまった素敵なこと
矢島里佳さんが出会ってしまった、日本の伝統工芸と、それを担う素敵な職人さんたち。その姿に、かっこいい、そしてもったいない!と思った彼女は、それを発信すること、そして新しい商品を、こんどは一緒に開発することから表現を始めます。そこからみえるのは、例えば本藍染めの意味、本物の運んでくる大切な価値観や、手のぬくもり、ずっと前からあった日本やぼくらの社会の素晴らしさでした。どきどきしますよ!


あなたは考えていますか?懸命に考える子どもたちの姿に何を思いますか?
―映画『小さな哲学者たち』

素晴らしい可能性と輝き
ぼくは、ここで紹介する映画「小さな哲学者たち」を見ながら、何度も涙がでてしまいました。フランスの小さな幼稚園で行われた、大きな試み。園児むけの「哲学」の授業。そこで見えるのは、人が本来もっている、素晴らしい可能性と輝き。小さな哲学者たちは始めは戸惑いながらも、ひとりの考える力をもった、それぞれのカタチをもった人間として、言葉をもち、語り、伸び伸びと素晴らしい姿をみせてくれます。人はそれぞれ違っていても互いに尊重し、生きていける、みんな価値があるんだよと、伝えてくれます。

▼ そのほか、井上英之さんおすすめの記事はこちら!
(1) 離島で起業し、自分たちの未来をつくる!「巡の環」代表・阿部裕志さんが海士町で見つけた、ブレない未来のつくり方
(2) 浜の息吹を感じる宝物のようなアクセサリー。お母さんたちの手しごとブランド「OCICA」
(3) eラーニングで誰でも”まなびサポーター”に!支援でも塾でもない学びの場で放課後の教育機会格差をなくす「アスイク」
(4) 「お金がないからできない」をなくし、自分のやりたいことに向かって邁進する世界へ。米良はるかさんをゲストに迎えた「ダイアログBAR京都」
(5) 「パートナーコンテンツ」から何が生まれるの?ミラツク西村勇也さんと編集長YOSHが語る「グリーンズの使い方」
(6) 「辺境から世界を変える」「セルフケアを大切にする」井上英之さん、大室悦賀さんの考える“ソーシャルビジネスの未来”とは?




COMMUNITY

greenz.jpライターインターン宮本裕人さんに聞く
「インターンとしての過ごし方」

with Yuto Miyamoto / interview by Eri Kimura


グリーンズでは、ウェブマガジンの編集や運営に
関わってみたい学生の方などに、ライターインターンとして
記事を執筆していただいています。

今ではほぼ毎日、インターンさんが書いた記事がアップされ、
多くの記事が伝説入り(200SHARE超)しました。
今回はそのライターインターンのひとり、宮本さんにお話を伺いました。(えり)



ライターインターンの宮本裕人さん

えり この4ヶ月間、ライターインターンとしてすごしてみて、
いかがでしたか?
 
宮本さん あっという間でしたね。
ずっとグリーンズに関わりたいと思っていたので、
参加できて本当によかったです!
 
えり 実際に関わってみて、印象に残っていることは?
 
宮本さん 自分の書いた記事を読んだ読者が、
感想をつぶやいたり、いいね!を押してくれたり、
そうしたリアクションがあったのが
すごく嬉しかったですね。

グリーンズは読者とつながっているメディアなんだな、と
実感しました。
 
えり 記事にコメントがつくのも嬉しいですよね。
 
宮本さん はい。もともと書くのが好きで、
アイデアを自分の手で伝えたいと思って
インターンに応募したので、
読者から反応があるとモチベーションも上がります。

もう一つ嬉しかったのは、グリーンズをきっかけに
面白い人とつながったこと。イベントで会った人に
「グリーンズでインターンしています」と言うと、
つながるのが早いんです。
 
えり これから新しくはじまる初代「編集インターン」としても、
関わってもらうので、さらに出会いが増えますね。
 
宮本さん すごく楽しみです!編集インターンになったら、
自分でネタを探して企画をつくりたいです。
ライターインターンのときは、たくさんネタを提案しても、
なかなか採用してもらえなくて悔しかったので(笑)

でもあのネタ出しをしたことが、
編集者になりたいと思うようになった理由の一つなので、
いいきっかけになりましたね。
 
えり もともとはジャーナリストを目指していたんですよね。
 
宮本さん はい、今も大学院でジャーナリズムの勉強をしています。
大学では生物の勉強をしていたんですけど、
3.11後の風評被害を聞いて、
サイエンスを「やる人」じゃなくて
「伝える人」になりたいと思ったんです。
 
えり というと?
 
宮本さん ニュースで、福島から避難してきた子どもたちが
「放射能がうつる」といじめられていると聞いて、
放射線についてよく理解していない人が多いのでは、
と思いました。

放射線は触っても伝染らないし、
日常生活でも常に浴びているのに、正しく伝わっていない。
サイエンスは一般の人が自分の頭で考えられるくらいまで
掘り下げなければいけないし、そういう分かりづらいことを、
分かりやすく伝える人が必要だな、と思ったんです。
 
えり グリーンズは厳密にはジャーナリズムではありませんが、
そこからグリーンズに興味を持ったきっかけは?
 
宮本さん 社会を変えるのは『ニュース』より『アイデア』」という
菜央さんのインタビュー記事です。

そのときはこれからジャーナリズムという
"ニュース"を伝えるものを勉強しようと
思っていた時期だったんですが、
「ニュースじゃなくて、アイデアなんだ」と(笑)

時間がたっても、いつ読んでも
心に残るような記事を提供していきたいですね。
 
えり では最後に、宮本くんにとってグリーンズとは?
 
宮本さん アイデアの図書館ですね。
ずっとgreenz.jpの記事を読んでいて、
自分が書きたいと思うようになって、
次はつくっていく人になりたいです。
 
えり 期待しています!
ありがとうございました!
 




Q&A

フクヘンおのっちに質問です。
「ソーラーパネルどうするの?」

with Ryota Eto


メルマガの〆は、greenz people と一緒につくるフリートークの質問コーナーです。
ご質問・ご意見などは people@greenz.jp までお気軽にお寄せ下さい!



今回も、株式会社JMS代表取締役の衛藤涼太さんが質問します

Q. 藤野電力のワークショップでつくったソーラーパネルの調子は?

色々なものを太陽エネルギーで動かせそうですが、一番初めに動かしたのはなんですか?これから夏本番、涼を取るためにどんな物を動かしてみたいですか?よろしくおねがいします!(衛藤)

▼ ▼ ▼


フクヘンの小野が答えます

A. iPhoneの充電です。

ワークショップでつくった太陽光発電キットの出力は50W。バッテリーは600Whの容量があるので、晴れているときに充電すれば、普段仕事に使っているMacBookAirが難なく一日中動かせるんだろうと思います。菜央さんも自宅の仕事部屋に太陽光発電を導入しているので、「greenz.jpを編集しているPCの電力ははすべて太陽光発電で賄っています!」と宣言できる日も近いかもしれません。

太陽光発電で蓄えた電力を初めて使ったのは、iPhoneの充電です。充電自体は問題なくできましたし、太陽光で充電したiPhoneを使うのは、何かを消費することで生み出した電気を使うよりも気持ちがいいですし、みんなに自慢したくなりますね。

持って帰った発電キットは、それなりの大きさがあって、太陽光が当たりやすいことも大切なので、どうしようか迷っていて、実は設置場所がまだ定まっていないんです。でも、それは僕にとっては予想の範囲内というか、便利さだけで言えば、当たり前ですが今の家庭用電源をそのまま使うのがどう考えても一番便利なので、まずはあれこれ考えるよりも先に導入してみて、いろいろ試してみたかったんです。

発電キットのことを友だちに話したり、それから、せっかく太陽光で作った電力なのだから大切に使いたいと思うと、必然的に、ボルト(V)、アンペア(A)、ワット(W)、ワットアワー(Wh)や直流(AC)、交流(DC)の関係性を考えることにつながって、原理が分かると楽しいですし、電気は目に見えないんだけど確かに「扱ってる」感覚があると言うか。

12VのLED照明の消費電力って少なくてすごいよな、とか、ラップトップなんかについているACアダプタは交流を直流に変換する装置で、ラップトップって本来は直流で動く家電なんだよな、とか、普段は気がつかない当たり前の事実に気がつくことができるのも楽しいですね。

涼を取るための電気の使い方ですか?エアコンはさすがに消費電力が大き過ぎて、僕の持っているキットでは動かせないので、さて、どうしましょうか。ラジカセで稲川淳二さんの怪談話でも聞きましょうか。はい、お後がよろしいようで。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
次回の発行日は<8月7日(水)>の予定です。お楽しみに!



メールマガジン編集長:YOSH
編集デスク:木村絵里
協力:greenz people メールマガジン編集コミュニティ
発行:NPO法人グリーンズ
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