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2015.08.15 Vol.33 New Moon / for 493 greenz people
greenz people がもうすぐ500人...大感謝!
今回も greenz people のみなさまに、「グリーンズのつくり方」をお届けします。
 
<vol.33>の目次

FEATURE / スマイルスタイル・塩山諒さんインタビュー
SCENES / 編集学校、小屋フェス、神山...近ごろのグリーンズ
COMMUNITY / 編集長・鈴木菜央に聞く、10周年に向けて
Q&A / 編集長・YOSHさんに質問「活動を継続するためのコツ」
 
 

FEATURE

NPO法人スマイルスタイル代表理事・塩山諒さんに聞く、
NPOを経営していくために大切なこと

with Ryo Shioyama / interview by Ono


こんにちは、グリーンズの小野です。

2007年に設立され、いまや関西のNPO業界では知らないひとはいないスマスタ(NPOスマイルスタイル)。代表の塩ちゃん(塩山諒さん)の個人的な経験もあり、若者の就労支援、働き方の提案を、行政や企業ともタッグを組んでさまざまなかたちで展開されています。

活動の内容もさることながら、塩ちゃんの魅力は、経営に対する意識の高さ。スマスタ自身の事業の組み立て方、採用、人材育成、行政や企業との協業、パートナーシップ、営業で苦労されたあれこれ。僕自身も関西出張のたびに、塩ちゃんと経営に関する意見交換や対話を重ね、グリーンズの経営にも活かしてきました。

マスメディアの報道でも「NPO法人」と一括りにされて、語られることの多いNPO。その経営について、これまでの対話を紐解き、これからどう健全に成長させていくことができるのか、徒然なるがままに語ってきました。(小野)


 

スマイルスタイルの塩山さん
 
小野 今日は、よろしくおねがいします。
 
塩山さん こちらこそ、よろしくおねがいします。
 
小野 前に塩ちゃんと飲んでいたときに、
「NPOのような小さなチームが、
 社会的にもより大きな成果を出すために、
 どうしたらいいんだろう?」
という話になりましたよね。

今日はその続きができたらと、
思っています。
 
塩山さん そのときに話していたのは、
例えばまちづくりの分野でも、
関西には専門性をもったプレイヤーが
豊富にいるわけじゃない。

だから、どうしても、
いま活躍している方々に、
ますます仕事が集中する傾向がある、
みたいなことだったかと。
 
小野 そうそう。さらに地方創生など、
大きな流れもあるなかで、
持続的な事業に発展させていくには、
圧倒的に人材が不足している、と。
 
塩山さん その上で、自治体でも、
おそらく数億円規模の仕事が
増えていると思うんです。

ただ、それは大企業にとっては、
大きな収益になるわけではないし、
一方で、その規模を引き受けられるNPOは、
これもまた豊富に存在するとは言えない。

面白い若手にまかせたいと思っていても、
セキュリティとかコンプライアンスとか、
組織としてちゃんとしてないと、
そもそも一緒に仕事ができなかったり、
するんですよね。

僕らをお笑い芸人で例えると、
大阪のローカルTVで、深夜番組を
作らせてもらっているみたいな感覚で。
まだゴールデンタイムにはいけていない。
 
小野 なるほど(笑)
 
塩山さん いまは行政も大企業も、
もっとイノベーティブな提案を
求めてはいると思うんです。
でも、若手の方は組織としては脆弱なまま。

ゴールデンタイムを目指すには、
攻めだけでなく、守りも大事だなと、
最近はバックオフィスの強化に
取り組んでいます。
 
小野 いつ頃から、そのことを意識したんですか?
 
塩山さん いろいろなコンペに参加しはじめた、
2009年くらいですかね。

当時はマンションのワンルームに、
若い子がワイワイ集まっている感じで、
「何だか面白そう」と、たくさん声を
かけていただいたんです。

で、いろいろ提案してみたんですが、
うまく通らなくて。

その理由を聞いてみると、
「企画は面白いし、やりたいのだけど、
 組織体制としてまだまだなので、
 任せられる感じがしない」
という声もありました。

もちろん信頼を築き上げるには、
実績を積むしかないのですが、
ファーストインプレッションとか、
それだけではカバーできないような、
こともあるんだなって。
 
小野 例えばバックオフィスの強化でいうと、
どんなことを?
 
塩山さん 「ハローライフ」を始めてから、
個人情報をたくさん扱っているので、
いろいろ質問やツッコミがあっても、
「大丈夫です」と説明できるように、
いろんなことをしていますね。

例えば、個人のパソコンでは一切、
情報のやりとりをしないようにするとか。
今は、外には見えない筋肉を
強化している感じです。
 
 

「ハローライフ」オープン時の集合写真(greenz.jp記事より)
 
小野 グリーンズとしても、
greenz people が始まったので、
個人情報については、意識するようになりましたね。

でも、それってよく考えたら、
信頼関係を築く上で当たり前のことなのに、
ソーシャルセクターでは、
そこまで意識が高くないのかなとも。
 
塩山さん 例えば、ローカルな課題に取り組む
団体にとっては、形成戦略上、
優先順位は低くなってしまうのかもしれません。

やっぱり現場は忙しいし、
意識はあったとしても、
手が回らないのが現状なのかなって。
 
小野 本当は、スマスタのように、
営業とかマネージメントとか、
きちんとするべきところに投資をして、
安定した体制をつくった上で、
もっと大きな課題に取り組んでいくことが
大事なんだと思うんですけどね。

そういう意味では、NPOの経営者って、
テーマに社会的な思いはありますが、
経営について、社会的な意識は
それほどでもないのかも、
と感じることもあるんです。

もちろん自分たちも含めて。
 
塩山さん というと?
 
小野 NPO法人には必ずミッションがあって、
その達成のために頑張るわけですが、
自分たちのまわりを大切にするがゆえに、
あまり外向きになりにくいのかな、とか。

例えば、社会のなかの重要な要素である、
経済の面からもみてそうで。

会社は誰のもの? といったとき、
よく株主がやり玉に上げられますが、
お金を出してくれて、さらに
ダメ出しをしてくれるとすれば、
経営者を育ててくれる存在でもあるんですよね。

上場を目指すスタートアップの方が、
社会の目にさらされているのは、
誰の目から見ても明らかというか。
 
塩山さん しっかりと叩かれていくというか、
そういう環境を自らつくることは、
必要だと思います。
 
小野 NPOも、文化としても制度としても、
もう一皮むけるべきなのでしょうね。
もちろんグリーンズもNPO法人なので、
その辺りは実践していきながら。
 
塩山さん ただ、志があって、
ビジネスが得意な人がNPOに入ったとして、
すごい逆風を受けることもあると思うんです。

やっぱりまだ過渡期なので、
スムーズには行っていないな
という印象はありますね。
 
 

新オフィスには子育て空間も(greenz.jpの記事より)
 
小野 株式会社だと先に資金調達があって、
人もネットワークも、きれいなオフィスも
まず調えてから、「さあどうしようか」と考える。

でも、余剰資金のあるNPOは
日本にはほとんど存在していない。
だから覚悟のようなものが必要で、
その難しさはありますね。
 
塩山さん 社会をこうしたいとか、夢だとか、
お金ではない、求心力はありますよね。

お笑いの例えばっかりですが、
吉本興業には芸人養成所があって、
M-1のような晴れの舞台も用意されている。

売れなくて飯が食えない時期もあるけれど、
知恵やアイデアを共有して、切磋琢磨しながら
這い上がっていく。

ただ、M-1にも「コンビ結成10年以内」
みたいなルールがあるように、
5年以内にそこにいけなかったら、
もう諦めないとダメだとか、
ひとつの区切りのようなものは
あってもいいのかもしれません。

いずにれせよ、そうやって
支えあうコミュニティが、
もっと必要なんだと思います。
 
小野 そういえば、大阪のNPOも多く受賞した、
Googleインパクトチャレンジは、
まさにそういう舞台のひとつでしたね。

ここ一年くらいで感じるのは、
NPOだからこそ受けられるプログラムが
増えつつあるなあということです。

今までは、「どうしてNPO?」と聞かれても、
哲学的な答えしかできなかったんですが、
合理的なメリットも生まれてきつつあるというか。
 
塩山さん 前回、ご寄付いただいた大阪ガスさんの
ソーシャルデザイン+」もそうですね。

そういう追い風があるからこそ、
どうやって新しいお金の流れをつくっていくのか、
むしろ問われているような気がします。

例えば、尼崎市の提案型事業委託制度では
事業費の内訳が公開されているんです。
そうすると、人件費が多いことに気づく。

それに変わる形で、
「もっとこんなことができますよ」と提案できれば、
既存の事業を廃止して、新しい事業をつくっていける。
そういう動きには、希望を感じますね。
 
小野 なるほど。そういうお金の使われ方って、
どこかブラックボックス化している。
そこをどうオープンにしていくのか、
細かいテクニックをどう学んでいくのか。
そんなテーマも面白そうですね。

そういうリアルな部分を共有しながら、
“任せられるNPO”を増やしていくのも、
これからのグリーンズの役割なのかも。
 
塩山さん 本当にそう思います。
 
小野 今日はここまでですが、
継続して話していけると嬉しいです。
ありがとうございました!
 
 


SCENES

KitchHike、編集学校、小屋フェス、神山...
近ごろのグリーンズの風景

selected by Nao, Yosh, Ono and Shotaro

 

2015年7月21日(火) 東京にて
#KitchHike 初利用! 代々木上原でJustinがつくる本場のスリランカカレーをたらふく食べてきました。
ご飯をいただきながら、まだ行ったこともない国の話をじっくり聞けるのは二度おいしい。(しょうたろう)
 

2015年7月23日(木) 東京にて
今日はグリーンズ編集学校・第5期の一回目!
いまはそれぞれ、関心のあるテーマを共有中。世界はほんとに彩り豊かです◎(YOSH)
 

2015年7月25日(土) 茅野にて
茅野まで、小屋フェスに参加するためにきたよ。
グリーンズ菜央さん、ヤドカリ小屋部 唐品さん、スミカ佐藤さん、石畠さんがトーク中。(小野)
 

2015年7月31日(金) 神山にて
神山でパーマカルチャーツアー報告会! 終わって、月がきれい。(菜央)
 

 


COMMUNITY

greenz.jp編集長・鈴木菜央に聞く、
グリーンズ10周年に向けて、取り組んでいること

with Nao Suzuki / interview by Kota


2006年に創刊した「greenz.jp」にとって、2016年は10周年となります。いまはその節目に向けて、グリーンズのあり方を模索し、トライ&エラーを始めているところです。そこで、こちらのcommunityコーナーでは、NPO法人グリーンズの活動にさまざまな形で関わっているメンバーに、10周年に向けて取り組んでいることを伺っていきたいと思います。

記念すべき初回は、greenz.jp編集長であり、NPO法人グリーンズの代表理事でもある鈴木菜央さん。菜央さんがグリーンズ代表として、いま目指していることは? (コウタ)


 

NPO法人グリーンズ代表理事・鈴木菜央
 
コウタ 今回のインタビューに向けて、
初代編集長時代発行人時代と、
過去インタビューを振り返ってみたのですが、
どちらも当時の菜央さんがわかる記事で、
現在に至る筋道が見えるようでした。
 
菜央 2007年の写真は、怪しいね(笑)
ファンキーだな...

一方、2012年のころは、
ちょっと会社員っぽい時期だったのかもしれない。
 
コウタ そして、編集長に返り咲いてからの記事
広く読まれていますが、
PVよりも目的が大事だという話でした。

そこで今回は、その「目的」って
何なんだろうということ、
そして、これからの社会で
グリーンズが果たせる役割について
伺いたいと思います。
 
菜央 まず大きな視点で言うと、
僕たちが今、社会を営むことができる背景には、
過去数億年続いてきた自然というシステムがあり、
その進化の恵み、ギフトを享受してきたことがあります。

毎日昇る太陽、風、雨はもちろん、
食べ物、洋服、ガソリン、
スマートフォンなどの工業製品さえも、
自然の物質でつくられているし、
あらゆる社会が自然という存在に依っている。

自然環境が豊かであるから、
はじめて豊かな社会がつくりうるし、
豊かな社会がつくられたから、
豊かな経済が初めてつくられうるわけです。
 
コウタ 確かに。
 
菜央 しかし、今ぼくらが暮らしている社会と、
地球の自然環境が、
すごい勢いで劣化し始めています。

社会については、
日本でも貧困状態にいる人が増加して
格差がものすごく広がっているし、
戦争ができる国、市民の行動を監視して
コントロールする国になりつつある。

環境についても、
動植物の大量絶滅がすごい勢いで進行し、
気候変動も、多くの人にとって
実感が持てるほどの変化になってきている。

僕は、それらがかなり密接に
関係しあってると思います。
 
コウタ そうですね。
 
菜央 ちなみに今日(取材日の8月13日)は、
EARTH OVER SHOOT DAY」という日です。
人間による自然資源の消費量が、
地球が一年間に再生産できる量を
ほぼ超えた日という意味。

地球という環境を、
銀行の口座に例えて考えてみたときに、
自然が生み出すさまざまな利子で
食べていけたのが今日まで。
今日から12月31日までは、
元本まで使ってしまう時期。

元本を食いつぶさずに、
毎年もらえる利子だけで生きていれば、
永続的に地球で生きていけるわけです。
でも、今は元本を食いつぶしてしまっていて、
もらえる利子が減っていく。

その元本が、僕たちの命を活かしている、
生命のつながりです。
 
コウタ はい。
 
菜央 最近になって、
これらの問題が外の世界のことではなく、
自分たちに跳ね返ってくる問題なんだと
認識する人々は増えてきていますが、
環境問題と社会問題が密接に関係があることは、
まだほとんど認識されていない。

そして、それらを踏まえて
「どのような社会をつくるべきか?」
という答えはまだ見えていません。

どうすれば地球という環境が豊かに戻っていき、
その上で、みんなが本質的に豊かな生活を
送れる社会をつくりなおすことができるか?

そのために生きることって、
最高にクリエイティブだし、
みんながそういう生き方をしていけば、
これはすごい文化になっていくと思います。
 
コウタ 今のままでも、
楽しく幸せに過ごしている人々はいるけれど、
あまりに犠牲にしていることが多いですからね。
 
菜央 そう。
もっというと、本当の幸せってなんだろう?
という問いだと思います。

僕の考えだけど、僕がハッピーであるためには、
パートナーと子どもがハッピーであることが必要。
友人たちがハッピーじゃないと、
家族はハッピーじゃない。
近所に住む人も、コミュニティにいる人も同じ。

そうやって広げていくと、
僕が商品を買う向こう側にいる人にも、
ハッピーでいてほしい。
僕らが暮らすことで、
自然が押しつぶされていくのは、
僕もハッピーじゃない。

僕らはバンバン海外に行くけど、
子どもが大きくなった頃は、
原油が極めて高騰して、
海外旅行はもう無理かもしれない。
それは僕もハッピーじゃない。

じゃ、一方で、未来世代のハッピーのために
自分のハッピーを犠牲にするのも、
僕がハッピーじゃない(笑)

そんな生き方、働き方はできるの?
って思うかもしれないけど、できると思う。
少しずつ、僕は実践できているし、
そういう人が、本当に増えてきている。
大きな流れになっていくと思う。

そういう、クリエイティブな生き方、働き方を
広めるのが、greenz.jpの目的なのです。
 
コウタ それが「ほしい未来をつくる」に
結びついてくるわけですね。
 
菜央 生きること、暮らしをつくること、
そして社会をつくることを
つなげていく人を増やしたいんです。

そうすれば、生きているだけで
社会が豊かになっていくし、
環境も豊かになっていく。楽ちんですよ。

それは、すべてを活かし合う
関係性のデザインだなって。
 
 

ミミズコンポストづくり@グリーンズの学校!
 
コウタ そんな未来を実現するために、
菜央さんはグリーンズを舞台に、
どんなことに取り組んでいこうと思っていますか?
 
菜央 まずは編集長として、
これまでのgreenz.jpが伝えてきたような、
うまくいった事例のストーリーとか、
ノウハウ提供をつづけていきたいです。

その上で、今後はさらに、
これからの社会に必要な暮らし方・仕事のノウハウを、
方法論にも落としこんでいこうと考えています。

そして、ぼんやりと「なにか始めてみたい」
「こんな生き方をしてみたい」と
考えている人のために、
社会の変化の兆しを伝えて
みんなで考える機会もつくりたい。
 
コウタ そのために、ウェブだけでなく、
紙媒体にも注力していく、ということですね。
 
菜央 green Booksを始めてみて、
改めて、紙媒体のパワーを感じています。
手にとって、トイレで読んで(笑)
友だちにあげて、回し読みして。
本棚に入ってるのをみて会話が始まって。

人生に悩んだ時は、検索しないで本を開くわけで。
そんなメディアとして、やっぱりすごいなと。

9月くらいにお届け予定のgreen Books最新号は
「グリーンズの学びの場のつくりかた」がテーマ。
今後もグリーンズをやっているからこそ、
見えてきた風景を共有して、
みんなと一緒に考えたいですね。

もちろん自費出版だけでなく、
いろんな出版社とコラボレーションして、
いろいろ展開できたらいいなあ、と思っています。
 
コウタ グリーンズの学校も盛り上がっているので、
その内容を小冊子にまとめるのも面白そうですね。
 
菜央 「夏涼しい賃貸アパートをDIYでつくる」とか、
「ミミズコンポストで地球とつながる」
「コーヒーで起業する」とかね。

これからの時代の生き方の
ベーシックを集めていくイメージ。
「自分で自転車をメンテナンスする」とか。
 
コウタ 自転車?
 
菜央 だって、自転車って、
すごく自由な乗り物じゃん。
維持費もかからないし、
チェーンの交換とかを覚えれば、
ほぼすべて自分の手でメンテナンスできる。

お金がなくたって移動ができるし、健康にもいい。
クルマと違って近隣の人ともいい関係性がつくれる。
自転車乗りが多くなれば、
郊外のショッピングモールよりも、
商店街で買い物をする人が増える。

ミクロでもマクロの視点でも、
自転車は最高に理にかなった生活の道具だなって。
 
コウタ ぼくも自転車通勤がメインなので、
その一冊は楽しみですね。

最後に、これからのグリーンズの展開においても、
greenz peopleのサポートは不可欠かと思うので、
会員のみなさまにメッセージをお願いします!
 
菜央 今、約500人の会員と一緒に
グリーンズの活動を考えることができるのは、
奇跡みたいにすごいことだなと思っていて、
本当にうれしいですし、誇りに思っています。

もし2000人の方がgreenz peopleになってくれたら、
世界的に見ても、かなりすごいことなんじゃないかと。

greenz.jpは来年、ウェブマガジンとして
リニューアルを考えていますが、
peopleのみなさんがもっと楽しめる
greenz.jpにしたいと思います。

それは、編集プロセスに参加することかもしれないし、
会員同士の関係性を活性化することかもしれない。

ぼくらも、まだまだ手探りでやっているので
勉強不足のこともありますが、
まだ試されていない可能性がたくさんあるので、
会員のみなさんと考えていきたいと思います。
 
コウタ greenz people のみなさんとのコラボレーション、
とっても楽しみですね。
ありがとうございました!
 
 



Q&A

編集長のYOSHさんに質問です。
「活動を継続するために、日々意識していることは?」

with Kazuki Obata


メルマガの〆は、greenz people と一緒につくるフリートークの質問コーナーです。
ご質問・ご意見などは people@greenz.jp までお気軽にお寄せ下さい!

 

今回は、会員の池小幡 一樹さんが質問します

Q. 止まることなく活動を継続するために、日々意識していることは?

YOSHさんは大学の教壇に立つなど活動の範囲がさらに拡がり、止まることなく精力的だという印象があります。その行動は、YOSHさんとしての「ほしい未来」に向かっていくぞという想いが、突き動かしているのでしょうか。グリーンズの活動をする中で、YOSHさんが活動を継続するために日々意識していることがあれば教えてください。(小幡さん)

▼ ▼ ▼


編集長のYOSHが答えます

A. もっと奥深い自分にインスピレーションを与え続ける

秋田県秋田市出身という、同郷の方からのご質問、嬉しいです! マイプロジェクトもビジネスも、強い思いをベースに、何かを始めるのは意外と簡単で、続けることがもっとも難しかったりしますよね。

グリーンズも10年目に入りましたが、「随分、遠くまで来たなあ」という素直な驚きと、「みんなに支えられてきたなあ」という仲間への感謝の気持ちが浮かんできます。

きっと僕は、周りの方が思い描く以上に、諦めが早い方だと思います。勉強空間のリサーチも、男性向けパジャマブランドも、いろんなことを先送りにしてきました。その分グリーンズに専念してきた9年という年月は、35歳の僕にとって、人生の1/4です。

どうしてこんなに関われているかというと、「この環境よりも学べる場所、自分を高められる場所はない」と、無意識に感じていたからだと思います。

それは「編集長」よりも下の層に、「勉強家」というもっと大きな、ブレない自分がいて、その自分がいかされる場所を、いつも求めているからかもしれません。そういう意味では、来年から「大学教員」となるのも、「勉強家」として新たな人生を拓くパスポートのように感じています。

そんな感じで、傍目から見て、表面的にどんどん移り変わっているように見えても、本人のなかでは一致している。もっと奥に秘めている軸となる部分においては、継続している。「活動を継続する」といったときに、そういうレベルの継続でありたいなあと。

「マウナケアで考える」(『編集学校の教科書』より)
 
いまのグリーンズは、ファウンダーのひとりである僕のものから、ありがたいことに、みんなのものに育ってきています。みんながそれぞれ奥に秘めた軸があり、たまたまいま、「編集長」や「プロデューサー」、「greenz people事業部マネージャー」や「編集デスク」という肩書きで一緒に仕事をしている。きっとこれからも、いろんな仲間が参加してくれる。

そうやって、みんなの力を合わせて、マイプロジェクトがブランドのようなものになっていく。その様子を身近にみることができるのは、とても幸せなことです。自分で言うのもなんですが、10周年のグリーンズ、乞うご期待です(笑)

というわけで、日々意識することがあるとすれば、そんな奥深い自分に、しっかりとインスピレーションを与え続ける、ということでしょうか。その準備ができていなければ、せっかく周りから素敵な招待状が届いても、自分が気付かないということもありますから。

何かひとつでも、ヒントとなれば幸いです◎


 



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
次回の発行日は<9月中旬>の予定です。

メールマガジン編集長:YOSH(グリーンズ編集長)
編集:スズキコウタ(グリーンズ編集部)
発行:NPO法人グリーンズ
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配信停止については people@greenz.jp まで