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2015.07.17 Vol.32 New Moon / for 458 greenz people
7月16日は、greenz.jp9回目の誕生日でした、感謝!
今回も greenz people のみなさまに、「グリーンズのつくり方」をお届けします。
 
<vol.32>の目次

FEATURE / 育て上げネット・工藤啓さんインタビュー
SCENES / green drinks Tokyo「9周年スペシャル!」
Q&A / プロデューサー小野さんに質問「グリーンズと政治」
 
 

FEATURE

「育て上げネット」理事長・工藤啓さんに聞く、
若者の課題を解決するために大切なこと

with Kei Kudo / interview by Nao


こんにちは、編集長の鈴木菜央です。

2006年7月16日に創刊して以来、感度が高い若者が読んでいるメディアと言われてきたgreenz.jpですが、一方で若者がなかなか仕事を見つけられないという「若年無業」問題や格差問題について、あまり記事も多くなく、その課題解決のサポートができていなかったなぁと思っています。

僕の娘も11歳と9歳。子どもたちが成人した頃には、どんな社会が待っているんだろう。今出来る範囲の働きかけをしないと、娘たちの幸せはつくれないんじゃないか? と思うに至りました。

若者の仕事をめぐる課題に対して、greenz.jpとして何ができるんだろう? そもそも、どんな現状なんだろう? そこで、すべての若者が働き続けることができる社会を目指す、育て上げネット代表の工藤啓さんに、お話を伺いました。(菜央)


 

育て上げネットの工藤啓さん
 
菜央 おひさしぶりです。

先日トークイベントでご一緒させてもらって、その後、
著書『無業社会 働くことができない若者たちの未来』も
読みました。
 
工藤さん ありがとうございます。
 
菜央 素晴らしかったです。
大げさじゃなく感動しました。

まずは、潜在若年無業者が483万人もいて、
その人が仕事ができないことでの、
社会が負担するコストが1億5千万円にも上るとか、
放置した場合には、総額483兆円にもなるとか、
その数字がとてもショッキングでした。
 
工藤さん そういう証言が、
ある種批判も生んでますけど(笑)
 
菜央 特定の分野の話ではなく、すべての人に関係がある
大きな問題だということがよくわかりました。
振り返ると自分もどこか他人事だったなぁと思って。

最後に就職した若者の成功事例があって、
小さな小さなストーリーなんだけど、
それまでマクロに展開した話と、
そのストーリーの意味がすごく伝わってきて、
結構涙腺ぐっときましたね。はい。
 
工藤さん ありがとうございます。
「育て上げネット」は、これまで
1万2000人くらい支援してきたと思うんですよ。
でも、もちろん全員うまくいったわけでもない。

表現はあまりよくないかもしれませんけど、
支援機関に来るぐらいの支援を求めている、
ある種の助けを求めてくる。
支援が必要なければ来ないし、
支援を求められない状況にいる人は来られない。

言ってみれば、川でおぼれているような状態の人を
「大丈夫ですかー?」みたいな感じで、
一回岸に上げて、毛布かけて、
コーヒーを渡して、
「何があったんですか?」と聞く。

もう一度その川の向こうに
「一緒に行きましょう」という活動。
 
菜央 わかりやすいですね。
 
工藤さん 毎回毎回、コーヒー飲みながら、
上で何があったか聞いていくと、
彼らが向こう岸に渡ろうと思ったときに、
橋がそもそも壊れている人とか、
誰かに落とされる人、あとやっぱ自ら飛び込む人。
あと、生まれながらに橋がかかっていない人。

だから、僕たちの活動としては上流に上ろうと。
それで今、主に定時制とか三次制とか
通信制って言われる、
昔は「指導困難校」と呼ばれていた、
「進路多様校」での活動が増えていて、
100校ぐらいで活動しています。

そういう高校にずっと行っていると、
やっぱりそういう高校に行きやすい
小中生ってやっぱわかってきて…
 
菜央 さらに上流に行ったと。
 
工藤さん そう、さらに上流に。
具体的には、小4から中3までの、
ほぼ生活保護家庭の子どもと、
生活困窮家庭の子どもたちを今、
4か所で160人ぐらい。
「学習支援」という立てつけで。

でも、勉強以外に足りない、
文化資本とか、関係資本が
高まるようなことを提供しています。
 
菜央 文化資本を増やすっていうのは、
どういうことなんでしょうか?
 
工藤さん いろんな子がいますが、目立ち始めたのが、
ルーツが外国にある子どもたち。
例えば、東南アジアとか、南米の女性と、
日本人の男性が結婚されて、
子どもを産んで、離婚をする。

そうすると、お母さんが、日本語が不十分で、
学校となかなかコミュニケーションをとりづらく、
よく言えば、マザーランゲージを
二つ持っている子ども。
悪く言えば、どちらも不十分。

しかも、僕が出会った中では、
肌の色の違いでほぼいじめを受けているか、
からかわれている。

かつ、川崎の事件などもありましたけど、
やっぱり一定の人たちがまとまって、
身を守るためにグループを作っていくと、
その世界だけで子どもたちが成立して、
濃くなっていってしまう。
 
菜央 うーむ。
 
工藤さん 夏休みの宿題って、いまだに
夏の絵日記ってあったりするんですけど、
どこにも出かけないから、
書けないんですよね。

塾も行かない、習い事もできない…で、
お母さん働かれているけど、
お給料があまり高くないので、
保護を一部受けている人もかなり多い。

そうすると、小6とか中1ぐらいになっても、
地下鉄に乗ったことがない、
スポーツ観戦したことがない、
キャンプ行ったことがない。

僕らが当たり前に親と一緒に
やっていたことが、ないんです。
で、夏って学校がないんで、
行くとこがない。

なので、僕らがキャンプに
連れていったりしています。
 
菜央 なるほど。
 
工藤さん この前は、川崎フロンターレの
新メインスタンド最上階スカイラウンジに
連れていったり。

あと、MicrosoftさんやDeNAさん、
今度はLinkedInさんに企業訪問。
お仕事の話きいて、一緒にご飯食べて…
すっごいわかりやすい理由で、
「かっこいい!」みたいな。

できるだけ、人種的に多様な
活躍している人たちにも登場してもらって、
人生は肌の色じゃないんだと気づいてもらう。
そういう経験が、とにかく不足している。
 
 

相談の様子(提供:育て上げネット)
 
工藤さん 『無業社会』を書いたときに、
「無業」とはなにか?という
定義を作ったんですよ。
仕事を失わないように生きるなんて
無理ですから。

一つの仕事を辞めて次までの期間とか、
旅行するとかも含めて無業の定義には入る。
でも、一回無業になっちゃうと
多くの人は抜け出せない。

切れ目のない転職でステップアップはあっても、
一度仕事から離れざるを得なかった人が、
再就職するのはとても難しい。

抜け出せないスパイラル。
本当に、薄ーい氷の上を歩いてるような感覚。
 
菜央 この問題の複雑さと大きさに
圧倒される気持ちもあるけど、
一方で、その考え方によらない、
新しい考え方の社会をつくっていかないと、
埒が明かないんでしょうね。
 
工藤さん 台湾や韓国に遊びに行くと、
いろんな夜市ってあるじゃないですか。
安く食べられたりとか、パチモン売ってたりとか。
どう考えても、届出を出してなさそうな人が
いっぱいいると。

一方で、日本はすごくちゃんとした国で、
暮らしやすいし、良い国だと思うんですけど、
申請主義がものすごくて。
たとえば、今日何かを手に入れたとして、
道端で10円で売るとかってできないんですよ。

いま自分が持っているストローでも、技術でも、
とりあえずそれを路上で売ろうと思えば、
ほとんど申請して、場合によっては
衛生管理士の資格を取らないとできない。

商売をしてみることのハードルって、
ものすっごく高いんですよ。
とりあえず、売ってみる、みたいなことは、
日本では起き得ない。
 
菜央 確かに。
 
工藤さん アメリカだと、レモネードをつくって売る、
という文化がある。
売ってみたら、道行く人も必ず買ってくれる。

そういう文化があるから、
商売の源泉みたいなのが、そこで学べる。
 
菜央 小商いをする権利みたいなものが、
実は、日本はすごく希薄だと。
これは、大きなことなのかもね。
 
工藤さん 社会が、ちゃんとしすぎている。
伸びしろがないというか。
 
菜央 だからこそ、そういうアクションを応援するのは、
ひとつgreenz.jpでできることかもなぁ。

ほかに、「ここを押したら変わるかも」
というポイントはありますか?
 
工藤さん 子どもも含む、次世代の人間が
希少財化してるということだと思います。

これまでの社会は、人がすごくたくさんいて、
ピラミッドの下の、若い世代はいくらでもいた。
しかし今、状況はかなり変わってきた。

そして、みんな優しくなりましたね、この15年で。
 
菜央 根性論振りかざすおっさんが減ったとか?
 
工藤さん そこは残ってるんですけど…(笑)
若者を探すようになったんですよね、社会が。

多分、ギリシャの暴動とか、
スペインの若い人の失業率6割とか、
世界的に仕事が高付価値化して、
入れない人たちが浮いている中で、
やっぱりグローバル企業とか、
場合によっては国連みたいなところが
警鐘を鳴らし始めて。

世界の流れと日本の実情みたいなものが
ぐっと合わさって来たと思うんです。
 
菜央 というと?
 
工藤さん 今までは、僕たち「育て上げネット」は
企業に対して営業に行っても断られたり、
行っても、理解してもらえなかったんですが、
そこから、理解しようとしてくれる人が
とっても増えた。

東京にいると、まだそれでもいるけど、
地方には本当にいない。
だから、この波を取りこぼさないように
したいと思っていて。

とはいえ、課題も感じていて、
「今ある会社に雇用される」っていうことが、
彼ら自身も、支える側の意識もメインなんですよね。
それ以外の選択肢って、あんまりない。

greenz.jpの読者の人たちって、
「自分の力で」とか
「みんなのつながりで」っていう
感覚が強いと思いますが、
それって一般的に見ると、異端なんですね。

特別な人たちの世界。
ここの接続って、多分やらなきゃいけない。
 
菜央 まさに、今日はそれを
話したいと思っていました。
 
工藤さん その接続って、すごく難しくて。
「半農半X」が流行っても、
多くの人がそこに行かない理由は、
「正社員」という働き方が楽だし、
自分を守るためには明らかに一番いいんですよね。

失業保険もあるし、雇用保険も払われるし、
失業保険、キャリア形成、育児休業保証制度もすべて、
原則、正社員が享受できる状態。
だから、安易に勧められないんですよ。

半農半X的な暮らしを、本人が確かに
主体的に望むんだけれども、
助言をする側の人間として、
言ってる責任を果たそうと思うならば、
やっぱりなかなか提示できない。

このへんのジレンマに対して、
何かやらなきゃいけないって。
 
菜央 さっきの小商いの話につながるんだけど、
去年、シアトルの公営の
コミュニティガーデンを視察したんです。

で、そこの運営の目的が、
「飢餓に対する食べものの提供」、
「所得が低い人たちへのセーフティネットの提供」、
「多様な人種の融和」となっているんですね。

コミュニティーガーデンの起源は、
産業革命の起きたロンドンにあって、
貧困の問題をどうするかとか、
所得が低い人たちの健康の向上と
生活の質の向上を目指す、
という意味で始まった。

だから政策のあり方も、日本よりもだいぶ、
垣根がない感じで議論されているのを
感じて帰ってきたんです。

今いろんな分野で、「公共ってなんだろう?」
という問いかけが起きていて、
再定義しようという動きがある。

そこで小商いの敷居の高さとか、
管理主義みたいなことが、
新しい社会の誕生を阻害している。

このままでは、社会としていろんな問題に対して
効率的に対処できなくなっているんじゃないかと、
多くの人が気付き始めているのかもしれませんね。
 
 

地域のお祭りからも声が(提供:育て上げネット)
 
工藤さん 話は変わりますが、
この本の共著者の西田亮介くんが、
1週間ガチで支援を受けにきたんですよ。

うちのスタッフから見ると、
彼が誰かわからない状態で、7日間
通っているあいだに適正診断を受けて。
僕には一度も会わず、結構放置ぎみだったりして。

それで、彼のその体験が5万字くらいの
メモになっていて、AERAに載ったみたいです。

こういう世界って、外の人からは
ブラックボックスになっている。
でも、中に入ってみたら、言語化されづらい、
暗黙的な世界があって、すごくよかったと。

そういう部分を可視化してあげないと、
たぶん介護の現場とかと一緒で、
分からない分だけ評価されない。
だから、中に入ってもらうっていうのが
重要なんです。
 
菜央 確かに。
 
工藤さん やっぱり支援者と被支援者の関係性って、
小さくなってしまいがちなんですね。

その中にやっぱり新しい目線、
そのフィールドワークを
僕らスタッフもありがたく思っていて。
 
菜央 そうすると、興味がある
ライターさんがその場にいって、
あとでレポートにしたりすると、
それぞれ学びがあって面白いかもしれない。
 
工藤さん いいですね。
職業適性検査とか受けさせますよ(笑)
 
菜央 ライターには向かないでしょう、とか(笑)
今度ライターさんの集まりがあるときに、
提案してみようかな!
 
工藤さん そういう支援って、
受けたことがないと思うんですよ。

別に、受けてないほうがいいですけれど、
やっぱりハローワークが良くも悪くも有名なのは、
行ったことがある人が多いからなんですね。

ひとりの人間として、
誰かの手を借りるといった経験として、
例えば将来事故で障害を持ったり、
身体が動かなくなったり、
病気になったりしたときに、
嫌かもしれないけれど
人にお世話をされる、そういう原体験が
できたりするんじゃないかと思うんです。

「そんなに悪いもんじゃないな」とか、
「誰かに教えてもらうって結構いいよね」とか。
あと、うちで支援受けている子たちより
できないことがいっぱいあると思いますよ。
 
菜央 そういうところからやってみるのも
いいですね。
 
工藤さん 誰もみたことがない、秘境です。現代の秘境。
そういう世界を知ってもらうことも重要なんです。

この前の、「子どもを殺して自分も死のう」
と思ったという千葉のお母さんだって、
僕らのことを知っていてもらえれば、
相談することは何も恥ずかしくないんだって
思っておいてももらえれば、
何かできたことはあったのかなって。
 
 

フローレンス駒崎弘樹さんほかとパパネット呑み(写真提供:工藤啓)
 
菜央 誰もが生きやすい社会をつくりたいっていうのは、
僕たちも願っていることなんだけれども、
今起きている現実に対して、
メディアとしてどう対処して、
どう提案していけるのか。
どこに未来があるのか。

greenz.jpも9年目を迎えて、
ある意味、白紙の状態なんですよね。
 
工藤さん 今の、ある種社会に入れないひとたち、
彼らにとって、どういう
社会が生きやすいのかって
僕らはあんまり訊かないんですよ。

一応、就労支援の場なので、
なんらかのかたちでの就職を
ゴールにしてやっている団体なので。

もしかしたら、僕みたいに
「実はあの制度があるから無理なんだよね」
とか言わずに、例えば
「1日30分だけ〇〇していれば、
あとはゆったりして生きられる社会がいいな」とか、
そういう言葉が出てくるのかもしれない。
 
菜央 本当に人間って多様ですよね。
それぞれの願いも多様で、
心のかたちもひとりひとり違うから。

例えば10個ぐらいの
心のかたちにしか合わせられない
社会になっていて。

そこになんとか自分のかたちを、
きゅっと合わせてはめられる人はいいけれども、
はめられない多くの人達は、
はめられないんですよね。

その多様な心のあり方を、許容できる社会に
greenz.jpとしても近づけたら、
そこに貢献できたら、と思うんです。

例えば、今のところは
まだそういう人たちに半農半X的な考え方を
おすすめするところにまで至っていない
という話だったんですけれども、
そこにこそ、これからは
可能性があると思っていて。
 
工藤さん 面白いですね!
そういうことで言うと、今考えていることは、
シルバー人材センターを地域人材センターに
変えたいってことなんです。

彼らのような存在が関係性をつくっていけること、
地域とかで生きていける仕事をつくることを
目的にしているのが、シルバー人材センター。

例えば、ちゃりんこ並べる人って
色んな人が並べればいいと思っていて。
65歳以上が並べなきゃいけないって
ことはないわけですよ。
 
菜央 そうですね。
 
工藤さん 例えば、自転車を一緒に並べているうちに、
じいちゃんと若い人がゆっくり喋る。
場合によっては「うちの離れが
空いているから住んでいいぞ」と、
「その代わり、こういう場合は
助けてくれ」と。

それがうまくいって、
例えば子どもができたりしたときに、
もうひとつの祖父母みたいな、
新しい家族が自然とできる。
 
菜央 うん、それはすごくいいと思う。
 
工藤さん 育て上げネットで、「御用きき」事業を
ちょっとやってみているんですね。

うちにいる若い人たちが
「何でも、できることをします。
でも、できることには限りがあります」
といって募集したら、年間200本の案件がきて。
草刈りとか、家の中のモノを動かすとか。

面白いなと思ったのは、依頼を受けたご老人が、
宅急便とかプロではなく、かといって
シルバー人材センターでもなく、
「なぜ育て上げネットなのか?」と
聞いてみたんです。

その答えは、「ノスタルジーを感じたい」から。

昔は隣の家の芝生をみんなで刈っていたんだけど、
業者に頼むのは嫌だし、同じ年代には頼みづらい。
若い子たちが不器用でも
一生懸命やってくれるのがいい、と。
自分はその縁を買いにきていると。

終わったあとに、実費とお菓子とみかんと、
ジュースを飲んでみたいな話があって。
 
菜央 なるほどなぁ。
多世代のコミュニティを
つくりましょうということじゃなくて、
「やることがある」が重要だと。
 
工藤さん しかも、自分が役に立てそうだと。

だから、ライターさんが「働いたことがない人、
5人にどうしても話をききたいんだって!」
という立て付けがあれば、
5年以上働いていないという価値を持つ
俺が求められている、ということになる。
 
菜央 僕らも地域人材センターを活用するわけだ。
そしてそれが、ぱっと見は価値に見えないことも、
価値になる社会づくりにもなっていく。

今日のお話に出た、
若者の小商いの敷居を下げていくこと、
ライターさんの支援体験や
地域人材センターの可能性について、
もっと考えて実行していきたいと思いました。
 
工藤さん この続きは、また話しましょう!
 
菜央 対話を続けていきたいですね。
ありがとうございました!
 
 


SCENES

大盛況、大感謝!7月9日(木)green drinks Tokyo
「9周年スペシャル!」の風景

selected by Kota


7月16日はグリーンズの誕生日! ということで、7月の「green drinks Tokyo」は、9周年記念パーティーとしての開催となりました。会場となった代官山SodaCCoには、懐かしい顔ぶれから、最近関わってくれた方まで、約100名の方にお集まりいただきました。

また、そこでは特別企画として、「これからのグリーンズに期待すること」というお題で、葉っぱ型の付箋にメッセージを寄せてもらったり。ということで、今回はその一部を抜粋してご紹介します!(コウタ)


 

この日のためにつくった特製フレームが大活躍!
こちらは前・編集アシスタントの木村絵里さんと一緒に。
 

お祝いのケーキは野菜スイーツ専門店ポタジエのもの。
初めて出会った人たちと一緒にローソクを消したり。
 

左の模造紙に描かれた樹の幹に、メッセージを貼っていきました。
右はパーティー仕様ということで、何故かパジャマ姿のYOSH編集長
 

グリーンズに期待すること「eco飲みgreen drinks world」
いつか世界の各都市とのコラボレーション開催も実現したいですね!
 

グリーンズに期待すること「編集のクラスに通いたい!」
ありがとうございます! 東京と関西で、まもなく新学期がスタートです!
 

グリーンズに期待すること「朝活」
出勤前のモチベーションアップに、あるいはリフレッシュに。どんなことができるかな?
 

グリーンズに期待すること「笑い」
ついクスッと笑ってしまうような、ユニークな記事をもっと増やしたいですね!
 

グリーンズに期待すること「今で満足」
なんと、うれしいお言葉! ありがとうございます!
 

グリーンズに期待すること「若者へ発信!」
メンバーの年齡も上がってきているからこそ、大学生や高校生向け企画を考えていきます!
 

グリーンズに期待すること「合宿」
こちらはライターさんからの声。ぜひ今年の秋に実現したいと思っています。
 

グリーンズに期待すること「女子力♡」
コアメンバーが男ばかりのグリーンズ。痛いところを突かれました!


というわけで、ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!
詳しいレポートは後日アップ予定です。どうぞ、お楽しみに!
 

 



Q&A

プロデューサーの小野さんに質問です。
「グリーンズが考える政治って?」

with Ryuichi Yoshioka


メルマガの〆は、greenz people と一緒につくるフリートークの質問コーナーです。
ご質問・ご意見などは people@greenz.jp までお気軽にお寄せ下さい!

 

今回は、会員の吉岡龍一さんが質問します

Q. グリーンズが考える政治って何ですか?

自分はいま農業をしていて、それは自分のいる地域・場所が、農業を中心に成り立ってきた場所だったのに、その後継者がいなくて、このままでは地域の存続が...という背景があります。

常に、自分がその場所に生きている意味と果たせる役割を考えてきたように思っていて、それが自分の中での「政治」という言葉の意味だと思ってるのですが、おのっちが考える政治って何ですか?(吉岡さん)

▼ ▼ ▼


プロデューサーの小野が答えます

A. 住民自治の第一歩は、家計簿づくりから

地域を守る、暮らしを守る、仕事を守る。
難しくも、大切なことですよね。

どんなに世界がグローバルになっても、人間は土地と関わらずにきていくことはできず、また僕自身も、その土地土地にある自慢の食材を、その食材をしっかり理解している料理人に食べさせてもらうことを、毎日の暮らしのなかで、何よりも楽しみにしながら生きています。

ですので、地域や食については、人一倍のリスペクトを持って臨みたいなあということを、いつも心に留めておくようにしています。

ただ、その一方で、地域の現状を冷静に見渡してみると、その地域に生きるひとたちの暮らしも仕事も、実は地域内では完結しておらず、ほとんどの場合が、日本全体、世界全体とのつながりのなかで成立しています。

だとすると、ヒントになるのは、閉じる、あるいは閉ざすのではなく、いかに「開きながら守れるか」、つまり、いかに「他地域との関係性を強化できるか」ということだと感じています。日本のなかの地域間はもちろんのこと、国境を超えたって良いんじゃないかと思います。

本当に大切なものを守るために、どう変われるか、何を変えられるか、一緒に議論していきましょう。

もうひとつ、政治については、住民自治の話と、法律が定義する制度としての政治の話とは、明確に、区別して議論した方がいいかもしれませんね。

ご質問はおそらく、前者、住民自治的な話ではないかと思うので、そちらに絞ってお答えするとすれば、住民自治のはじめの一歩は、「地域の家計簿」をつくってみることだと思います。(家計簿づくりのノウハウは、greenz.jpでも調べていこうと思っています。)

どの範囲を自治体だと捉えるか、そこには誰が住んでいて、どんな仕事をしていて、どんな暮らしをしていて、福祉的なサービスを 必要としている人はどれぐらいいるのか、どれぐらいのお金が地域にとどまることなく域外に流れているのか、、数字を見ると一目瞭然です。(いま、地方創生の流れで、それぞれの行政が地域の実態把握、データ化に奔走しています。行政に問い合わせてみるのも手かもしれません。)

と、少し大きな話になってしまいましたが、まずは、家計簿づくりを顔の見える仲間で遊びながらやってみるのはいかがでしょうか。

感情論や感覚的なところだけに囚われず、正確な現状を把握してみると、そこから見えてくることがいろいろとあるんじゃないかと思います。

お答になっていましたら!


 



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
次回の発行日は<8月15日(土)>の予定です。

メールマガジン編集長:YOSH(グリーンズ編集長)
編集:スズキコウタ(グリーンズ編集部)
発行:NPO法人グリーンズ
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